フランスの地方ごとの特色
| Est de la France |
フランス東部 |
| Region
Alsace Lorraine |
アルザス・ロレーヌ地方 |
パリのビストロやブラッセリーで見かけるアルザス・ロレーヌ地方の主な特産品は、
シュークルートにタルト・フランベ、それにムンステールチーズです。
アルザス地方の典型的な村 ケイゼイズベルグです
ストラスブール大聖堂 |
アルザスの食文化を有名にしている料理の中で一番有名なものといったら
シュークルート。細かく刻まれてとして酸っぱくてカリカリとした歯ごたえの
シュークルートは、アルザスの人たちにとても愛されている料理です。
かつてのアルザスの家庭では、木製の桶にキャベツを入れて発酵させて、
シュークルートを作っていました。こうして冬中食べ物に困らなかったのです。
シュークルートはビタミンCを沢山含み、作るのも簡単なのでとても一般的な
料理になりました。まず千切りにしたキャベツを、水漏れしない容器に入れて、
塩と香辛料だけで、水も添加物も加えずに発酵させます。3週間後には
シュークルートは完成です。これさえつくれば何ヶ月か保存がきくのです。
そして色んな形で味わうことができるのです。例えばキッシュにしたり、
魚や鴨のコンフィと一緒に食べたり、また白ワインのリースリングや
シルヴァネールと一緒に煮込んだりもします。
| La tarte flambee |
タルト・フランベ |
18世紀と19世紀には、タルト・フランベはお昼ご飯用のメニューでした。
長方形のパンの形で、クリームとタマネギとベーコンのつまったタルトは、
今でもとても愛されています。でもこのアルザスの郷土料理は長いこと
世間に知られていませんでした。というのも、タルト・フランベはパン焼き釜を
持っている人しか作れなかったからです。昔は、タルトを焼くときに、
火をつけたばかりのかまどの大きな炎を利用して焼いたのです。そこから「炎のタルト」
という名前になり、おなじみのタルト・フランベという名で呼ばれるようになったのです。
アルザス・ロレーヌ地方で有名なチーズといったらこのチーズ。マンステールといって、
牛の乳で作られた、柔らかいタイプのチーズです。マンステールチーズの起源は、
シャルルマーニュの時代にさかのぼるという人もいます。というのも、修道士たちが
この土地をキリスト教に改宗しにきた時に、彼らのチーズ製造法も伝えたからです。
チーズの製造法は、マンステールにつくられたアイルランド人の修道院に伝えられて
いきました。マンステールは、ヴォージュ山脈の牛の乳でつくられています。
草がおいしげり、いい香りのする植物が散りばめられた牧草地で育った牛たちの乳は、
他に類をみないような豊かな味わいをもっています。
マンステールチーズはどうやってつくられるのでしょう。
まず、牛の乳がチーズに変化するのに丸一日かかります。熟成はマンステールの
重さによって、2週間のものから、何週間もかかるものまで様々です。毎日、
チーズは磨かれ、洗われて、徐々に赤みの強い美しいオレンジ色に変化していきます。
この間にチーズの生地はやわらかく滑らかになっていくのです。
マンステールチーズはクミンを添えて食べたりもします。もちろん、ピノ・グリの
トケや、ゲビュルツトラミネーなどのアルザスワインとの相性も抜群です。
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